そもそも簿記とはなんだ。独学で簿記3級に挑戦するために知っておきたいこと

日商簿記3級

事務系の資格といえばの代名詞である日商簿記。

しかし、簿記ってそもそも何なのか、経理に関わってこなかった方にとってはいまいちピンとこないですよね。

私もその一人でした。

ですので、今日は、簿記の初歩の初歩、簿記って何ぞやというところから、簿記の勉強時間の確保等について記事にしますね。

簿記とは

お店や会社は、一年に一度会社の儲けや財産を明らかにしなくてはなりません。

しかし、何の記録もしていなければそれを明らかにすることができません。

そのため、日々の取引を帳簿(と呼ばれるノート)に記録しておくことを簿記といいます。

簿記の能力を身に着けることで、企業の経理事務のスキルを身につけるだけでなく、経営の状態を読み取る力も身につきます。

個人的には、就職に役立っても立たなくても、一生の財産になると思っています。

日商簿記検定とは

簿記をどのくらい理解しているかを問う、商工会議所主催の検定試験です。

原価計算初級、簿記初級、3級、2級、1級、と種類があります。

簿記初学者の方は、3級からの学習がおすすめです。

日商簿記検定は、今や知らない人がほとんどいないメジャーな資格となっています。就職の再、必須資格に日商簿記2級を挙げている企業もあります。

3級の内容は

私が学習したときは、「個人商店における会計」だったのですが、どうやら2019年から範囲が改定され、「小規模の株式会社」となったようですね。

個人的には、最初から今の企業の大半を占める株式会社について学ぶのは、その後の勉強も理解しやすくなるのでいいのではないかと思います。(個人商店と株式会社では微妙に処理の仕方が違ったりします。)

いずれにせよ、簿記初学者は、3級を受験しなくとも学んでおいたほうが、簿記への理解が深まります。(簿記は、それぞれの級に受験資格がないので、3級を持っていなくても2級や1級を受けることが可能です。)

独学で合格するには

どの資格もそうですが、「独学で勉強するには並々ならぬ忍耐力がなければ合格できない…」と思われがちです。

しかし、簿記3級は、簿記の考え方を学び、あとはひたすら仕分け(と呼ばれるお金の動きを記すこと)問題を毎日少しずつでも解けば、自然と合格できます。仕分けには考え方のコツがあるので、それをつかむまでひたすら繰り返し紙に書き問題を解きます。

そして、重要なのがテキスト選びです。

勉強をするということが苦手な人にとって、テキスト選びは重要です。

ちなみに私は勉強をすることが大の苦手です。

どのくらい勉強が苦手というと、気の乗らないテキストを読み始めたら、必ず20分ぐらいで眠気に襲われ、眠気に逆らわず寝ます。

そして、それを仕方ないと済まして自分自身を正当化する質の悪さです。

そんな眠気を回避してくれるテキストに出会えたおかげで日商簿記に合格できたといっても過言ではありません。テキストと勉強方法については後日別記事にしたいと思っています。

とにかく自分のテンションの上がるテキストを選びましょう!

子育て中、勉強はいつすればいいの?

子育てしているお母さんにとって、勉強時間の確保は難しいですよね。

子育てだけでなく、家事もしなくてはいけないし、疲れてそんな時間ないわ!と思いますよね。

確かにお母さんはとっても忙しいです。

ただもし、勉強する意欲がわいている状態なら、一日、30分でもいいのでテキストを読んでみましょう。

勉強する意欲がわいている状態なら

ここが重要で、やる気が起きないときにやってもなにも身につかないので、そういう時は勉強をしないのが一番です。無理にやろうとすると、勉強に対して嫌な気持ちの印象が強くつき、次にさらに嫌な気持ちになります。

なので、まずは、「よし!資格とったるぞ!」

みたいな前向きな気持ちの時に勉強するのがおすすめです。

そして、すでに前向きな気持ちの状態の方。学習するのは、

  • 早朝子供が起きる前
  • 子供が寝た後
  • 子供のお昼寝タイム

この中からできそうな時間に、好きな分だけ学習してみてください。

この限られた時間で学習するのがポイントです。

一日中時間があって、いつでも勉強できる環境にいるほど、なぜか勉強ははかどりませんよね。

限られた時間に集中して学習することで、

「ああ、もう少し解きたかった」

その気持ちが、次の学習への意欲をつないでくれます。

そして、上記の中での学習一番のおすすめタイムは

  • 早朝子供が起きる前

です。

子供を寝かしつけた後に起きて学習するのはかなりつらいので、いっそのこと子供と一緒に寝てしまいます。

すると、早起きが苦手な方でも自然と早く起きられます。

(最初のうちは子供と同じ時間まで寝てしまうかもしれません。しかし、睡眠不足が解消されてくれば、早起きが苦手な方も自然と起きられるようになります。)

そして、起きたら即テキスト等の学習セットを机に用意し学習を始めます。

起き抜けの頭に強制的に内容を詰め込んでいくことで、自然と学習に集中することができます。眠気と戦わなくていいので、わからないことがあってもいらいらしにくいです。

子供が起きてきたり、普段家事をする時間になったら即終了!

簿記は、考えれば解けるパズル問題みたいなもので、考えているとあっという間に時間が過ぎていきます。その考えているさなかに打ち切られると、テレビコマーシャルのように次への学習が待ち遠しくなります。

会えない時間が、簿記への恋心を育みますね。

まとめ

簿記について、少しは興味を持っていただけたでしょうか。

簿記は、学べば学ぶほど、奥が深く、楽しくなっていきます。

学習方法については改めて詳しく記事にしますので、お待ちください。

それでは、皆さんが楽しい簿記ライフを送れることを願って!

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