新生児期、母乳で育てているお母さんに一度は訪れる授乳問題。
出産前の授乳のイメージって、お母さんになったら自然にできるものって感じじゃないですか?
詳しくは、
で触れておりますので、ぜひご覧ください。
そして今日は、
- 母乳の量が足りているか不安
- 乳腺が詰まってしまって痛い
- 子育てが辛い
こんな悩みを抱えているお母さんに、私の体験談をお話したいと思います。
この苦しみ、本当に痛いほどよくわかります。
周りの人に聞いても母乳で悩んでいる人がいなかったり、相談できる人がいなかったりすると、「私だけできない」とか、「痛いのに解決策がわからない」とか、一人で悶々と悩んでしまい、ひどくなると「こどもなんて産まなければよかった、逃げ出したい」なんて思ってしまうことも。
でもまず、お伝えしたいのは、あなたは何も悪くない、ということです。
過去に経験したことがなくて、やってみないとわからないことなのに、できて当たり前だなんておかしな話なんですよ。特に今、核家族がほとんどで、子育ての先輩であるお母さんは一緒に住んでいなかったり、家庭の事情で相談できなかったり。夫には理解されるはずもなく、自宅で一人で子育てしてる人たくさんいると思うんです。
しかもね、あの死ぬような出産を終えて休む暇なく赤ちゃんを育ててるんですよ!
そりゃあね、寝不足も重なれば頭も正常に働かなくなってくるわけですよ。
もう一度言いますが、もし今、自分に否定的な感情があるとしても、
あなたは何も悪くないですよ!!
むしろ、一人で人間の命を育てる大切な仕事をしているあなたは素晴らしいです。
辛い思いをしながら、必死で子育てという尊い仕事をしているあなたに、授乳問題から私を救ってくれた保健師さんとの出会いをお話したいと思います。
授乳の悩みは保健師さんに相談しよう!
まず、このサイトにきてこのページを読んでるあなたは、お子さんの授乳問題に苦しめられ、ほとほとお困りだと思います。
大丈夫です、あなたの味方になってくれる人は必ずいます。
まずはあなたの住んでる地域の保健師さんに、すぐにSOSを求めましょう。
おそらくほとんどの市や町で、子育て相談というのを行っていると思います。なんとなく、「相談」というと、明らかな問題を抱えていないといけない一種の壁のようなものを感じるお母さんもいるかもしれませんが、全くの誤解ですよ!
赤ちゃん相談会に参加したきっかけ
子どもが生まれて3週間ほどたったころ、自宅に市の保健師さんがやってきました。
子どもの健康状態を見てくれるんですね。
そして、子どもの体重をはかった保健師さんは、深刻な顔で、
「体重がほとんど増えていないですね」
と言いました。
私は、とても驚きました。
確かに、子どもは授乳してもしても、よく泣いていました。なぜ機嫌が悪いのかわからず、途方に暮れていました。でも泣き止むときもあったし、母乳は足りているものだと思っていました。母乳の量を増やすために搾乳したりとか、それはそれは様々な方法を試しましたよ!
まさか、母乳が足りてなかったとは!

確かに乳首切れるほど吸ってたな!
その日から、ミルクを足すことになりました。
そんなにあげていいの?っていうくらい足して、そしたら、子どももあまり泣かなくなりました。
そして、家に来てくれた保健師さんが、私の様子の確認のために一週間後に電話をくれました。
「毎月赤ちゃん相談会やってるから、体重はかりにおいで」と。
体重はかってくれるのか、と、体重が増えていないと知った私はそれをきっかけに赤ちゃん相談会に参加することにしました。それが、私が相談会に参加したきっかけでした。特に、何かを相談しようとかもなく、ただ子どもの体重はかりに行くことが目的でした。
保健師さんに軽く話してみたら、保健士さんは女神だった
赤ちゃん相談会では、まず全員の身長と体重を測ってくれます。
その後、個別で保健師さんがお話をきいてくれます。
体重を測ってもらったら順調に子の体重は増えており、私はそれに安堵しました。そして、個別相談の順番が回ってきました。
特別相談する気持ちもなかったのですが、自分の母乳がいまだに出ているのかいないのかよくわかっていなかった私は、
「自分の母乳がどのくらい出てるかいまだによくわからないんですよ~」
って軽い気持ちでお話しました。
そしたら対応してくれた保健師さんがその場で、
「じゃあ、見てみましょっか!」
と言って、別室に案内してくれたのです。
そしてそこで、母乳がしっかり出ているか見てくれたり、母乳が出るマッサージもしてくれました。
そのマッサージをしてくれてる間、保健士さんはずっと、優しくにこにこしながら、
「わ~すごい出てますね~!これならミルク足さなくても十分すぎるほどでてますよ~」
とか、
最初ほとんど出ていなかったことを伝えると、
「じゃあお母さん、とっても頑張ったんですね~!眠かったり大変なのにすごいですよ~頑張りましたね~」
とか、私の事ねぎらって、とってもほめてくれるんです・・・!!

女神さまや・・・
そこで初めて、頑張ってきた自分をほめてくれる人に出会いました。
もう本当に、自分の努力が報われるようでありがたくてありがたくて涙ぐんでしまいました。
その時の雑談ほどの小さな情報から私の心理状態を見逃さず、すぐに対応してくださった保健師さんには感謝しかありません。子どもの体重がほとんど増えていなかったことに少なからず自分を責めていた私にとって、その保健師さんは女神そのものでした。
今度は母乳過多問題、これにも対応してくれるらしい
そして、保健士さんお墨付きの母乳の出になった私は、ミルクをやめました。
なるほど、子はごくごくと音をたてて飲んでいる。
そして、出すぎて子がむせるほどになっていきました。
すると今度は、母乳の出すぎにより、つまりが起こるようになってきました。
子が咥え方によりつまりをひどくする咥え方がある、とわかったのはしばらくしてからですが、
このつまりがとにかく痛い!
それまで何とか軽症のうちにつまりが解消されて来たのですが、ある日、ひどく詰まって解消されないことがありました。
何日か経ち、乳房もうっすら赤くなっていよいよまずいぞというときに、出産した産婦人科で母乳マッサージをしてもらうことにしました。
しかし、どんなに助産師さんにマッサージしてもらってもつまりが取れない。
塊がなくならないのです。
2,000円の支払いをしましたが、解消されなくて、私はほとほと困っていました。
このつまり、どうやって解消したかというと、自力で、なんですが、その方法はまた後日別記事にしたいと思います。
ほとぼり冷めたころ、後日赤ちゃん相談会でこんなことがあったんですよ~と上記のことをお話すると、
「そうだったんですか!つまりだったら言ってくれれば無料で見れたのに!」

そんな!私の悩みここで解決してもらえたなんて・・・!!早く相談すればよかった!!
やはり、保健師さんは女神さまなのでした。
授乳問題の相談は、孤独な子育てからの脱出への一歩
私の出会った保健師さんは、とにかく皆さん優しくて、こんなに優しくされていいのかと思うほどでした。
その優しさが、一人で授乳問題を抱えていた私を救ってくれたことは紛れもない事実で、私は、市の保健師さんみなさんにとても感謝しています。
そして、保健士さんへの相談は、授乳問題を解決してくれるだけでなく、孤独な子育てから脱出する第一歩となりました。
最初にも書きましたが、一人で頑張るおかあさんって世の中にたくさんいるんだと思います。
しかしどこかでそれは当然だ、という風潮が、世間にも、お母さん自身にもあって、お母さんたちは我慢している自覚のないまま、我慢を強いられている気がしてなりません。
どうして、大切な命を育てているお母さん一人一人を、もっと大切にできる世の中にならないのでしょうか。保健師さんに限らず、世間の人がみな、子供を産み育てるということにそれがどれだけ大変なことか、わかってほしいと思うのです。たくさんのお母さんの孤独に、無関心にならないでほしいと私は思うのです。
ちなみに、私は子が1歳になる直前に、別の問題でも保健師さんに相談したことがあります。
保健師さんの前で大泣きしましたが(笑)、あの時支えてくれたことが、本当に励みになっていますが、それはまた別記事で。
保健師さんは、きっとあなたの今の子育てに対する気持ちを広い心で聞いてくださいます。
気になることは、口に出していいのです。
私がそうだったように、一人でも多くのお母さんが辛い気持ちから抜け出せることを心から願っています!
保健師さんは、あなたの味方ですよ!
コメント